おすすめの良いペグは言えばなにか?とキャンパーに聞けばまずスノーピークの「ソリッドステーク」と応える人が多いだろう!
スノーピークの圧倒的な商品開発の情熱から誕生した、超有名な高品質ペグです。
今ではペグと言えばソリッドステークと言われる程に有名だか、実は硬くて丈夫という事しか知らない方が多いのでは?
いや、正直それだけで十分なのだが、キャンプ好きはもっと知りたいと思っていると考えました。
この記事ではソリッドステークの魅力をさらに詳しく説明してみようと思う。
伊勢神宮で使用の和釘と同じ性能
スノーピーク本社があるのは燕三条という町で鍛造製法(たんぞうせいほう)という、高温で熱した金属を叩いて圧力を加え、強度と形を形成する製法が古くから伝統技術として伝わっています。
江戸時代初期から和釘作りを得意とした町で、後に燕三条を金属加工の一大産地として大きく発展させたキッカケが和釘作りと言われています。
伊勢神宮で使われている和釘は全て燕三条で作られた和釘です、実はソリッドステークは和釘と同じ技術で作られています。
ソリッドステークを使ってテントを支えると言うことは、伊勢神宮を支えている同じ技術でテントを支えていると言う事になります。
ペグは消耗品という概念をふっ飛ばした!
強度という面でソリッドステークは抜群の性能を発揮します。
アスファルトを貫通させるというのは有名な話しです、つまりテントやタープの設営でペグダウンする際に途中で石に当たっても砕いて刺さっていくという事です。
ペグを打つ時にはハンマーで強く打ち付けたくなります、しかし途中で曲がってしまう可能性が高いペグだと気をつけて打たなければならなくなります、中には一回で曲がってしまって落ち込む経験を持つ方も少なくないでしょう。
この時にストレスを感じますが、逆に曲がりにくいペグは気持ちよく打ち付けられます。
こうした経験をするとやっぱりすぐ曲がる安物ではなく、高品質の曲がりにくいペグが一番と気付かされます。
ペグは一度曲がってしまうと、次に使ってもまたすぐ同じ場所が曲がりますので捨てる事になります、しかし曲がらなければ使い続けられます、捨てる事が無いのです。
長く使い続けれると言う事は、買い換える無駄な出費も抑えられるのでとてもエコです。
ペグは消耗品という概念をふっ飛ばした製品でもあります。
和釘は長ければ1000年は持つと言われています、ソリッドステークの誕生は1995年ですので未来の3000年になっても今あるソリッドステークは存在しているかも知れません。
ペグは抜けてしまえば凶器となる
ペグは風によってテントやタープがあおられて、抜けてしまう可能性があります。
この時のエネルギーはとても強くて、反動で飛んだペグが人に当たったら大変危険です。
もし自分の大事な人に当ててしまった時を考えて下さい、一生後悔する事になりますよね。
ソリッドステークは先程も言いましたが途中で石があっても砕いて刺さります、抜けないようにしっかりと打ち付けられるのです。
ソリッドステークの長さは4種類もある
長さですが、4種類ありますのでそれぞれ使い分けを説明します。
- 20センチ:主にテントの設営で使用します。
- 30センチ:タープのサブとして使用します。
- 40センチ:タープのメインロープで使用します。
- 50センチ:柔らかい地面、砂浜などの地面のコンディションが悪い場合に使用します。
地面の状態や使用するギアによって使い分け出来る様に、10センチ単位で4種類あります。
ペグの長さの主流は30センチです、汎用性が高い為に多めに揃えて使用している方が多いです。
使いやすい様に計算された形
画像出典:スノーピーク
ハンマーで叩く時に、衝撃で滑ってしまわないようにヘッドが円柱形の形になっています、この形がハンマーの打撃力を無駄なくボディに伝えて、効率良く地面に打ち付ける事が出来る。
また、ヘッド部の丸穴は頑丈なソリッドステーク用に作られたペグハンマーProのフックが丁度引っかかる設計で、強く打ち込んだペグを抜く際にとても便利です。
ヘッド部のロープを引っ掛けるフックが地面に食い込む様になっており、ステークが回転しなくなり、ロープが抜けない仕組みになっています。
メンテナンス方法と収納方法
長く使えるギアこそメンテナンスをして大事に収納しましょう、愛着が湧いてきて更に長く使用出来る為、とてもエコです。
曲がってしまったら!
ソリッドステークは非常に硬質なペグですが、どんなに強靭でも使用していると曲がってしまう時があります、その時は石などの硬いモノの上でハンマーで叩いて直します。
使用後のメンテ
使用後はウエスで拭いて土の汚れと水気を落としましょう、サビや塗装剥がれの原因になります。
次の為にまとめて収納
ペグ、ロープ、ハンマーを一箇所にまとめて収納する事で、コンパクト収納になり、次に使う時にそれぞれ探す手間が省けます。
スノーピークにはマルチコンテナという、ペグ収納ケースがありますので使用するととても便利です。
最後に
和釘の話には1つエピソードがあります。
江戸時代初期、三条周辺では五十嵐川が度々の氾濫を起こし、農作物に大打撃を与えて農民は貧窮に陥りました。
この時の経済政策として和釘作りを始め、金属工業を大きく発展させていったそうです。
当時の人の貧窮を脱出しようという、圧倒的な情熱から作られた燕三条の和釘。
スノーピークの最強ペグ「ソリッドステーク」はそんな和釘の技術から誕生しています。
スノーピーク(snow peak) ソリッドステーク30(6本セット) R-103-1
スノーピーク(snow peak) スノーピークマルチコンテナM UG074R
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